延岡駅前にあるお洒落な複合施設「エンクロス」。
いつも学生や市民で賑わっているこの場所ですが、以前に市民の間でこんな不穏な噂が流れたのをご存知でしょうか?
「エンクロスからスターバックスが撤退するらしい…」
延岡市民にとって貴重な憩いの場であり、学生たちのインフラでもあるスタバが本当に消えてしまうのでしょうか?
今回は、この噂の出どころと、裏側に隠された「大人の事情」について、事実を踏まえて分かりやすく解説します!

1. 延岡駅のスタバが撤退!?噂の出どころは?
結論から言うと、現在すぐにスターバックスが延岡駅から撤退する予定はありません。
では、なぜ「2024年頃にスタバがなくなる」という噂がまことしやかに囁かれたのでしょうか?
実はこの噂、根も葉もない嘘ではなく、「過去に本当にスタバが消滅するかもしれない危機があった」という事実から尾ひれがついて広まったものなのです。
2. 延岡市とCCC(TSUTAYA)の特殊な関係
噂の真相を知るためには、まずエンクロスの仕組みを知る必要があります。
エンクロスは延岡市の公共施設ですが、実際の管理・運営は「CCC(TSUTAYAの運営会社)」に丸ごと委託されています(指定管理者制度)。
市のメリット: 民間のプロのノウハウで、365日無休・夜9時まで開いているお洒落な空間とイベントを実現できる。
CCCのメリット: 市からまとまった管理費(年間約8000万円)を受け取りつつ、駅前の一等地で自社のビジネス(本屋やカフェ)を展開できる。
ここで重要なのが、エンクロスのスタバは直営店ではなく「CCCが運営しているライセンス店舗」だということです。
つまり、「CCCが延岡市から撤退すれば、スタバもセットで消滅する」という運命共同体になっています。
3. 撤退の危機は本当にあった!契約更新のトラブル
スタバ消滅の危機が訪れたのは、第1期契約の満了が迫った2022年〜2023年頃のことです。
当時の延岡市長が「CCCに払っている年間1億円(当時)の管理費は高すぎる」として、
次回の契約更新から約3割(約6750万円)に減額したいという大幅なコストカットを提案しました。
これに対し、CCC側は「そこまで減らされると、今のサービスやスタッフ人数を維持できない」と反発。
事実上の「条件が合わなければ撤退も辞さない」という姿勢を見せたのです。
これを知った市民の間で、「CCCが撤退したらスタバも無くなってしまう!」という強い危機感が広がり、
これが今回の「撤退の噂」の正体となりました。
4. 結論:スタバは撤退するの?これからのエンクロス
結果的にどうなったかというと、学生の保護者をはじめとする多くの市民から、「スタバや勉強スペースが無くなると困る!」という反対意見が出たこともあり、市が妥協。 約7900万円という折衷案でCCCと第2期の契約を結び直したため、無事にCCCの撤退は回避され、スターバックスも存続することになりました。
現在は、少なくとも2028年3月末の契約満了までは、今の体制(スタバの営業)が続く予定です。
しかし、2027年頃にはまた必ず「次回の更新をどうするか」という議論が始まります。
延岡駅前の貴重なスタバを残し続けるためには、私たち市民がエンクロスを利用し続けることが、一番の防衛策になりそうですね!
